旅行の荷物を運ぶものとして一般的なのがスーツケース。キャリーケースやキャリーバッグなどとも呼ばれたりします。
今回は、1~3泊程度の旅行に重宝するスーツケースの中でも、価格がお手頃な割に高品質な製品を手掛ける国内ブランド「レジェンドウォーカー」のハードケース(型番 5509-48)をレビュー。
1年以上使った中で感じたハードケースおよびフレームタイプのスーツケースのメリットとデメリット、おすすめポイントなどを書いています。
もし以下のような条件のスーツケースを探している場合、参考になるとおもいます。
- 1~3泊程度の旅行に使える容量のスーツケース。
- 飛行機の旅で素早く到着手続きができる機内持ち込み対応サイズ。
- 軽さが魅力の布製ソフトケースではなくサッと拭くだけでお手入れができる頑丈なハードケース。
- ファスナータイプは軽量。でも防犯性に優れたフレームタイプがいい。
- TSAロックに対応している。
- リモワ・サムソナイト・エースなど有名ブランド品は魅力。でも高くて買えないかも。ただ安過ぎる商品はすぐに壊れないか心配。ある程度品質が良くてお手頃なスーツケースだとうれしい。
- リーズナブルでも安っぽく見えないスーツケース。
- 基本的な機能・性能が充実したスーツケースがいい。
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レジェンドウォーカー【型番 5509-48】の特長
機内持込対応の小型スーツケースには、無印良品の製品などによくみられるファスナータイプが多い印象です。
ファスナータイプは構造上軽量で良いのですが、防犯性と頑丈さという面ではフレームタイプに劣るかもしれません。
以下、レジェンドウォーカー5509-48とメーカーの特長です。
レジェンドウォーカー5509-48の特長
このモデル、楽天にも出店しているカバンの卸会社とレジェンドウォーカーとの共同開発なのだとか。見る限りレジェンドウォーカー公式オンラインショップの同類の製品よりコストを抑えめで作られている廉価版。
- ポリカーボネート+ABS樹脂の頑丈な素材。手荒に扱われても壊れにくい
- アルミフレームのため開口部をナイフなどで切られる心配がなく防犯性に優れている
- TSAロック+ダイヤル錠
- ダブルキャスター
- アルミコーナーパッド(片面の角のみ補強)
- 重量3.7kg
- 容量35リットル
- 機内持込対応
- 高級感があるカラーと作り
- 多段階調整可能なキャリーバー(持ち手)
- 内部荷物ベルトあり
- コンビニ袋(買い物袋)がかけられるフックあり
- 1万円弱(2024年2月時点)
その他、レジェンドウォーカーの製品が同類品より優れていると感じた点について書いてみます。
メーカーとして品質にこだわっている
1万円弱にもかかわらず同じぐらいの価格帯の他製品に比べて、レジェンドウォーカーのスーツケースは、品質検査に力を入れている印象です。
何種類かの同類他社製品の商品説明をみましたが、8項目もの検査内容を開示しているのは、レジェンドウォーカーぐらいです。
各社、素材のこだわりや頑丈さはいろいろな項目で表現されていますが、品質検査についての情報開示は少ない印象です。
レジェンドウォーカーの製品は、あらゆる過酷な使用環境を想定して耐久力試験が行われ、ユーザーが安心して使える品質を追求していることがわかります。
高級ブランドなら当然そのような耐久試験はおこなっているはず。ですが、1万円弱のリーズナブルな価格帯にもかかわらず、しっかりと信頼性を確保しようとする会社の方針がうかがえます。
幼児の息子がガラガラと楽しそうに、時には荒っぽく引っ張っても、特に壊れたりとかそういう気配はありません。
価格よりワンランク上に見えるつくり
うちで購入したのはホワイトと艶消しブラック。2024年2月現在、1個9,980円です。楽天だと10%OFFクーポンを発行したりしているので、実質8,980円ほど(送料無料)。このクオリティーで1万円を切る価格は魅力的です。
特にホワイトの樹脂表面と取っ手部分のゴールドの塗装を見ると、ぜんぜん安っぽい印象がありません。
フレームタイプということで全体的に重厚感があるからかもしれませんが、小型のスーツケースにもかかわらず、価格以上の「所有感」があります。
コーナーパッド、刻印、ダブルキャスター、荷物用フックなど細かなデザインの配慮も充実。
アフターサービス
売り切りではなく壊れた場合の修理も受け付けているようです。保証期間が過ぎた場合は、有償で修理。
激安製品だとどこのメーカーなのか、保証はしてもらえるのか、保証期間を過ぎた場合の修理はできるのかなど何かと不安。
レジェンドウォーカーは、メーカーとしては大手ではないものの日本の企業。アフターサービスも行っているようです。
うちでは現状修理するような機会はありませんが、購入するうえでは安心ですね。
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レジェンドウォーカー5509-48の使い勝手はどんな感じ?
実際の使い勝手を正直に書いてみます。
良いところ
- ケースの両面に同じぐらいの量の荷物を詰めることができ、機内持ち込みのコンパクトサイズにしては十分な容量。
- つくりがしっかりしていて安っぽくない。錠や持ち手、キャスターなど各可動部の動きがとても安定。
- 縦横持ち手があり使い勝手が良い。
- 中の間仕切りにメッシュポケットがあり小物が入れられて便利。荷物をとめるベルトは絞ることができて中身が安定する。
- とにかく値段の割に安心して使える高級感と信頼性(品質)があり、見た目にもちょっと高そうに見えて良い感じ。
ここはちょっと
- ダイヤル錠をとめるとき一瞬、右に引っかけるのか左なのか戸惑うことがありました。慣れてくると間違えなくなってきます。
- アルミのコーナーパッドは片面のみ。コストを下げるためなのかな?実使用ではそれほど問題は感じませんが。
レジェンドウォーカーってどんなブランド?
レジェンドウォーカーについて調べてみました。正直、今回のスーツケースを買うまでは知らなかったブランドです。
2002年創業。スーツケースなどの旅行製品を製造する株式会社ティーアンドエス(T&S)が手掛けるブランドが「レジェンドウォーカー」です。
「旅行の伝統を共に創る」を理念にデザイン・品質・機能にこだわったスーツケースを展開しています。
株式会社ティーアンドエスは日本の企業ですが、スーツケースの製造自体は中国の工場に依頼しているようです。
中国の製造といってもその品質は「ピンキリ」。レジェンドウォーカーの製品は、品質面では高度な工場と契約しているのだとか。
絶対に日本製(製造)じゃなきゃ買わないというこだわりがない限り、1年以上レジェンドウォーカーのスーツケースを使っている個人の感想としては、作りがしっかりしていて、確かに品質が高そうな工場の製品と感じます。
ひとまずブランドが日本の企業なので安心はしていますが。もっとも私たちの身の回りには、海外製造の製品があふれている現実はあります。
それとこちらのメーカーは、スーツケース専門だけあって、単に売るだけではなく修理まで手掛けているようです。※保証期間外は有償
さらに摩擦・落下・キャスターの走行テストなど8項目の品質検査を行っています。
出典: レジェンドウォーカー公式
簡単ですが、参考までにレジェンドウォーカーについて書いてみました。
機内持込のフレームタイプのハードケースに決めた経緯
うちでは以前、何年か前に買った布製でファスナー開閉式のソフトケース(キャリーバッグ)を使っていました。ソフトケースは、軽くて取り回しが楽。
当時は、機内持ち込み可能サイズだったのですが、航空会社の既定の変更などで今では持ち込み不可能に。そろそろスーツケースを買いなおそうということになりました。
年に1回は飛行機に乗る機会があり、現地に到着後は早く手続きを済ませたいということで「機内持ち込みサイズ」を条件にしました。
サッと拭くだけでお手入れが簡単な「ハードケース」という条件に加え、防犯面に優れた頑丈な「フレームタイプ」にしようと考えました。
有名ブランドのものは高品質であこがれますが、あまり高額なものはいらないかなという感じ。ある程度の品質と性能が確保されていればOKということで探しました。
機内持ち込み可能で防犯性が高いフレームタイプのハードケース。TSAロックが付いていて、価格の割に高級感があるスーツケース。
これらの条件を満たすのが、レジェンドウォーカー5509-48でした。
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機内持ち込み可能サイズとは
大手国内線2社の機内持ち込み可能なサイズについて書いておきます。2024年2月時点でのデータです。
JAL(日本航空)
座席数100席以上 | |
3辺の合計 | 115cm以内 |
3辺の長さ | 55cm × 40cm × 25cm以内 |
重量 | 10kg以内 |
座席数100席未満 | |
3辺の合計 | 100cm以内 |
3辺の長さ | 45cm × 35cm × 20cm以内 |
重量 | 10kg以内 |
ANA(全日空)
座席数100席以上 | |
3辺の合計 | 115cm以内 |
3辺の長さ | 55cm × 40cm × 25cm以内 |
重量 | 10kg以内 |
座席数100席未満 | |
3辺の合計 | 100cm以内 |
3辺の長さ | 45cm × 35cm × 20cm以内 |
重量 | 10kg以内 |
ハードケースのメリットとデメリット
スーツケースは、以下の3つに分類できます。
- ハードケース(金属や樹脂)
- ソフトケース(布製など)
- トランクケース(皮革素材など)
日本ではハードケースを多く見かける印象ですが、海外ではソフトケースの利用率が高いようです。
ここでは、一般的なハードケースのメリットとデメリットを考えてみます。
メリット
- アルミニウムやポリカーボネート素材が使われていて頑丈
- 表面がつるっとしていてお手入れが楽
- 両面に大きく開いて左右同じぐらいのスペースに荷物を詰められる
デメリット
- ケース自体ある程度重さがあり重量制限を気にしながら荷物の量を考える必要がある
- 割れや凹みのリスク ※ポリカーボネート製の場合あまり心配不要
フレームタイプのメリットとデメリット
スーツケースには、ハードケース・ソフトケース・トランクケースの3タイプがあることをお話ししました。
さらにハードケースならではのメリットとデメリットについて書きました。
ハードケースの開閉部分には、「フレームタイプ」と「ファスナータイプ」があります。
フレームタイプは、開閉部分に金属などの固い素材が使われています。
ファスナータイプの開閉部分には、その名の通りファスナー(ジッパー)などが使われています。
それぞれ特徴がありますが、今回はうちでも購入したフレームタイプのメリットとデメリットについて考えてみます。
メリット
- 開閉部分が金属などの固い素材のため、頑丈で刃物で切られたりする心配がなく防犯上安心。
- 通常2か所のロックを解除するだけですぐに開閉ができ、ファスナータイプより簡単に開けられる。
デメリット
- 金属などが使われているため重量が重くなる。
- ファスナータイプは一部だけ開いて中身を取り出せるもののフレームタイプは、全体を開けることになる。
実際にはキャスターが付いているため持ち上げる場面でない限り、ケースの重さはそこまで気になりません。
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レジェンドウォーカー5509-48のスーツケースを買った方が良い人
- 高価格帯のハイブランドにこだわりがない
- 1万円弱で買える高品質なスーツケースを探している
- 激安品には性能や保証の面で抵抗がある
- 1~3泊の機内持込に対応したハードケース
- ファスナーではなく2箇所ロックのフレームタイプ
- TSAロック対応
- 色味やつくりが価格よりもワンランク上に見えるスーツケースに興味あり
レジェンドウォーカー5509-48のスーツケースはどこで買える?
楽天がおすすめ。
レジェンドウォーカーの完全オリジナル製品なら公式オンラインおよびイオンモール(一部)、ヨドバシカメラなどの実店舗で買えます。
今回レビューしているのは、ショップ限定仕様。
ショップ限定仕様モデル【5509-48】
今回うちで購入したのは、オリジナル仕様でショップの限定品だとおもわれます。もし同じものを買いたい場合は、下の楽天リンクからの購入がおすすめ。
必ず「Sサイズ」の機内持込対応を選んでください。MとかLサイズではありません。
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レジェンドウォーカー公式オンラインストア
レジェンドウォーカーの製品は、公式オンラインストアからも購入できます。
モデル5509-48は、公式ストアにはありません。さらに充実した機能・性能のモデルは公式サイトにあります。価格は、5509-48の方がリーズナブル。
以下、レジェンドウォーカー公式オンラインストア限定の6大特典
- 新作・セール情報あり
- スーツケース無料リサイクルサービス(1点)
- 送料無料
- 最大3年保証
- 徹底した品質管理
- 種類が豊富
もし手厚い保証と無料リサイクルのサービスに興味がありましたら、公式オンラインストアものぞいてみてください。
まとめ
- レジェンドウォーカー5509-48は、機内持込対応のハードケース(フレームタイプ)。1万円未満にもかかわらず高品質・高機能。
- フレームタイプのハードケースは、布製ファスナータイプのソフトケースに比べて重い。
- レジェンドウォーカーのフレームタイプのハードケースはポリカーボネート+ABS樹脂素材で頑丈。
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