今回は、北欧デザインのベビーチェア、ストッケ(STOKKE)社の「トリップ トラップ」という椅子について。うちでも実際に使っています。
「椅子/ベビーチェア」は、子供と食卓を囲むときに是非そろえておきたい家具の一つ。
いろいろなタイプのベビーチェアがありますが、その中でも今回ご紹介するハイチェアタイプのストッケ・トリップトラップは、大変人気が高いモデルです。
以前、リサイクルショップへ行ったときにトリップトラップを見かけました。その時は買わなかったのですが、後日問い合わせてみると、すでに完売・・・。中古品でも結構高い値段が付いています。人気がある商品なんだなと実感。
早速、トリップトラップがどんな椅子なのか、使い心地、お手入れなどユーザーの立場で解説します。
これから買おうかなとおもっている場合、参考にしてみてください。
ストッケ・トリップ トラップってどんな椅子?
メーカーについて。STOKKE(ストッケ)は、1932年に北欧・ノルウェーで誕生したブランドです。機能性、耐久性に優れた子ども製品を提供しています。
そのストッケの看板商品とも言えるハイチェア(椅子)が、今回ご紹介する「トリップ トラップ」という製品。
- 一般的な70cm程度の高さの食卓(テーブル)で子供と一緒に食事が楽しめる設計
- 座面と足のせ板それぞれの高さと奥行を子供の成長に合わせて調節できる
- カラーバリエーションが豊富
- オプションパーツが充実
- シンプルでスッキリとした北欧デザイン
ストッケ・トリップトラップはいつから使える?
新生児(オプション装着)
「トリップトラップ ニューボーンセット」という別売パーツを使えば、新生児から使えます。
生後6~9ヶ月(オプション装着)
お座りができるようになるまではバウンサーがあるから、ベビーチェアはまだいらないかなという考えもあります。離乳食が始まる頃になると、トリップトラップがあれば子供と親が同じぐらいの目線の高さで食卓を囲むことができます。これは、バウンサーにはない子供との一体感を楽しめる方法。
「トリップ トラップ ベビーセット」という別売パーツは、生後6~9ヶ月頃から使えます。
うちでも最初はバウンサーを使って、息子が生後6ヵ月頃からトリップ トラップ ベビーセットを取り付けて一緒に食事をしました。
ストッケ・トリップトラップのお手入れは簡単?
個人的な感想になりますが、難しくはありません。
うちの場合、息子の離乳食が始まったばかりの頃からしばらくの間は、よく食べ物をこぼしていました。今は成長してだいぶ食べこぼしは減りましたが、時々あります。
ストッケ・トリップトラップの各パーツを布巾などでサッと拭けば、ほとんどの場合キレイになります。上の写真にある「トレイ」という製品(グレーの板)も、表面が少しだけザラッとしていて汚れが落ちやすいです。
「トレイ」は、ベビーセットに取り付ける別売パーツです。有害物質を含まないBPAフリーのプラスチック製。
BPAとは、ビスフェノールAという化学物質。ポリカーボネートやエポキシ樹脂の原料として使われます。
トリップトラップ、クラシックな北欧デザイン
トリップトラップは、1972年に発売されたそうです。ストッケ公式サイトによると、当時から基本的なデザインは変わっていないそう。「ベビーセット」のようなオプションを装着する仕様は、途中で変わっています。
ちなみにこのトリップトラップ、ニューヨーク近代美術館にも所蔵されているのだとか!
ストッケ・トリップトラップの価格
子供用の椅子にしては、お高めです・・・。
中古市場でも結構高い値段が付いています。
【ストッケ公式サイトで確認する】
ストッケの公式サイト」で価格を見る(ハイチェア → トリップ トラップ)
【以下は正規販売店】
ストッケ・トリップトラップのオプションは?
すでに上の方でいくつかご紹介していますが、他にも様々なオプションパーツがあります。
ストッケ公式サイトでも確認できます。
- トリップ トラップ ベビーセット
- トリップ トラップ クラシック クッション
- ストッケ トレイ
- トリップ トラップ ベビークッション
- ハーネス
- トリップ トラップ ベビークッション
トリップトラップ【ベビーセット】購入時の注意点
トリップトラップ・ベビーセット(上写真の赤丸のパーツ)に関して、ストッケ公式サイトに以下のように書かれています。
2003年5月以降に製造されたトリップ トラップに取付け可能です。(8桁のシリアルナンバーの一番始めの数字が3以上の数字で始まる製品)
2003年4月以前に製造されたトリップトラップには、上の写真のような「トリップトラップ・ベビーセット」を取り付けることができません。
すでに古いタイプのトリップトラップを持っていて(または中古で買う予定)、ベビーセットだけを買う場合は注意が必要です。
2003年5月以降製造のトリップトラップなら「トリップトラップ・ベビーセット」を問題なく使えます。新品でトリップトラップを買う場合は、何も心配はいりません!
トリップトラップ【トレイ】購入時の注意点
「トレイ」は「ベビーセット」に取り付けます。ベビーセットのバージョンが「V2またはV3」にトレイを取り付けできます。記載がないベビーセットには取り付けができません。
写真のベビーセットには「V2」と書かれているため、「トレイ」に適合します。
トリップトラップのオプション関係のメリット/デメリット
メリット
各パーツしっかりした作りなので安心して使えます。お手入れもラク。トリップトラップ本体をベースに必要に応じて別売パーツを買い足せば、使い方が広がります。取り付けも比較的簡単。
デメリット
トリップ トラップ本体単体でももちろん使えますが、お子様が小さい場合は別売の「ベビーセット」は必須と言えます。これがないと赤ちゃんの頃は安定して座りにくいです。「トレイ」というテーブルのパーツを使うためには、「ベビーセット」が必須になります。便利に使うためには、何かとオプションの費用がかかります。
専用クッションは必要?
このようなトリップトラップ「専用クッション」が別売であります。うちでも持ってはいますが、実際には使っていません。理由は、布製なので食べこぼしがあると毎回洗うのが面倒だから・・・。
子供が小さいと食べこぼしの回数が多いとおもうので、うちでは出番がほとんどありません。座面は平らな板ですが、短時間なので特に困ることはありません。将来使う時期が来るのかな?
ストッケ正規販売店で買うと7年保証付き
ストッケ正規販売店からトリップトラップを買うと、7年保証が付いています。
価格重視で中古を買うか、安心感で正規販売店から買うか悩みどころですね。
ストッケ・トリップトラップからの脱出防止策
うちの息子は、食事中にグワっと立ち上がったり、のけぞったりすることがよくありました。子どもの脱出防止でストッケが出している「ハーネス」というオプションがあります。でもちょっとお高いので、うちではリッチェルの「ポーチュ」という製品で代用しています。上の写真がそれ。今まで脱出されたことは一度もありません。お値段もストッケの「ハーネス」の半分以下でした。
ちなみに後ろはこんな感じ。
トリップトラップはどこで買える?
- ストッケ直営店・ストッケコーナーのある店舗
- ベビー用品などを取り扱っている店舗(アカチャンホンポでは見たことがあります)
- 楽天などに出店している正規販売店
- オークションサイト(ヤフオクなど)
- フリマサイト(メルカリ/ラクマ)
- リサイクルショップ
他にもあるかもしれませんが、主なものです。
トリップトラップのサイズは?
うちで使っているトリップトラップの実際のサイズ。
座面と足のせ板を差し込む複数の溝の間隔は、約4cm。
- 子供と同じぐらいの目線で一緒に食事が楽しめる
- 子供の成長に合わせて高さが調節できる(大人も座れる)
- カラーバリエーションが豊富
- オプションパーツが充実
- お手入れがラク
- シンプルでスッキリとした北欧デザインでお部屋にフィット
- お値段ちょっとお高め
- オプションパーツ費用がかかる場合あり
- 新品他中古市場でも人気
- 正規販売店から買うと7年保証付き
筆者は、トリップトラップを買ってよかったとおもっています。高額な椅子ではありますが、この先何年も使うことを考えると、いたし方ない出費・・・。何十年も前にデザインされた椅子にも関わらず、いまだに多くの人たちに愛用され支持され続けているのがスゴイ。
デザインと色が他のメーカーにはなく、所有する喜びを感じます。お手入れもラクで子供との食事に欠かせません。