赤ちゃん、幼児がいる家庭では、子どもの鼻水問題は気になるもの。例えば冬場など風邪が流行る季節になると、まだ鼻をかめない子どもの鼻水をどう処理するか、ということ。
うちの息子は、以前よくティッシュペーパーをよじって鼻の穴に突っ込み、鼻水を取っていました。でも鼻の奥の方に溜まった鼻水は取り切れないのが実情。
そんな中、電動の鼻水吸引器があることを知りました。検討した結果、大手子ども用品店にも置いてあるシースター社の「メルシーポット」という製品を買いました。「メルシーポット」は、AC100V電源で動く電動鼻水吸引器で、コンパクトながら基本的には屋内でテーブルや床に置いて使う据え置き型と言ってもいいでしょう。※電源があれば持ち運びは可能。
メルシーポットについては、過去に書いたこちらの記事をご覧ください。
この記事では、ハンディタイプの携帯できる電動鼻水吸引器「ベビースマイル」(型番: S-303)について書いています。メルシーポット、ベビースマイルの両方ともシースターというメーカーのものです。
うちでは、吸引力の関係で基本的にメルシーポットの方を使う頻度が高いです。でも「お散歩や旅行など出先でも吸い取ってあげたい」という場面が多々あり、携帯できるベビースマイルも買うことになりました。
主に以下の視点で書いています。
- ベビースマイルの吸引力は?
- ベビースマイルのお手入れは?
- メルシーポットとベビースマイル、どっちを買うべき?
- ベビースマイルって必要?
その他、気づいたことやユーザーとしての意見なども。まずは、ベビースマイルの仕様からスタート。
ベビースマイル S-303の仕様
以下、メーカーであるシースター公式サイトのベビースマイルに関する仕様の抜粋です。
型番 | ベビースマイル S-303NP |
---|---|
吸引圧 | -60kPa±15%(電池の残量によって多少の増減があります) |
使用回数 | アルカリ乾電池を使用した場合は、約1000回使用できる(毎回平均5秒) |
使用環境 | +5℃~+40℃、80%RH以下 |
運搬・保管環境 | -20℃~+50℃、80%RH以下 |
電源 | 単3形アルカリ乾電池2本(別売) |
外形寸法 | 201.5×42.5×42.5mm |
本体重量 | 195g(電池別) |
保証期間 | 1年 |
対象年齢 | 0か月~ |
医療機器認証番号 | 230ALBZX00002000 |
ベビースマイルの特徴を簡単に言うと
- ハンディタイプの電動鼻水吸引器
- 乾電池で動くので持ち運びができる
- バッグにも入るコンパクトな大きさ
- 水洗いができて外出先でもお手入れが可能
ベビースマイル S-303の吸引力は?
メルシーポットS-503の吸引力、-83kPa(キロパスカル) ±10%。
ベビースマイルS-303の吸引力、-60kPa(キロパスカル)±15%。
メルシーポットの方が数値が大きいため、吸引力は強いということはわかりますね。でも正直、数字だとイメージがつかみにくい・・・。あまり馴染みのないパスカル、などという単位だと特に。
ユーザーとしての印象です。両方使った印象として・・・
- メルシーポットの方がベビースマイルよりもかなり吸引力はあります。
- メルシーポットで吸引すると、「じゅるじゅるじゅる~」と勢いよく鼻水が吸い込まれていきます。
- ベビースマイルは、「じゅぽっ」という感じ。少しおとなしめの吸い込み力。
でもこの結果は当然。メルシーポットは、100VのAC電源に差し込んで使います。ハンディタイプのベビースマイルは、単3乾電池2個。
問題は、鼻水吸引器として使えるレベルかどうか。正直、家にいるときはメルシーポットを使う頻度が高いです。やはり吸引力が強い方が効率的。でも、しっかりと鼻水が吸える位置をとらえれば、ベビースマイルも吸えています。
ベビースマイル S-303のお手入れは?
お手入れのし易さ、手間を考えると、メルシーポットよりもベビースマイルの方が洗うパーツが少なくて簡単と言えるでしょう。
鼻の穴に入れる先端のノズルは、メルシーポットと共通。そんなに大変な作業ではありません。
次に透明なパーツと色がついているパーツ。ここは、本体から分離できます。装着した状態で水を通しながら運転して掃除。透明なパーツと色がついたパーツ(うちのは緑色)を外して水洗い後、乾かします。
特に緑色のパーツを本体から外すときに若干力がいりますが、何度かやれば慣れます。
メルシーポットとベビースマイル、どっちを買うべき?
お出かけした時にも使いたいなら、ベビースマイル。家で使うのが中心ならメルシーポットをおすすめします。
やはりベビースマイルの携帯性は魅力。据え置きに近いメルシーポットは、電源が取れないと使えません。必然的に外出先(屋外)では使用不可。※屋外用バッテリーがある場合は別。
うちのように両方持っておけば、様々な場面で対応できますね。でも予算とかあるでしょうから、やはり決め手は外出先でも使うかどうか。
ハンディタイプのベビースマイルを屋内でも使うのは?という意見があるかもしれません。それもありですね。吸引力は大きくはありませんが、ティッシュペーパーよりは良いでしょう。
鼻水が多めのお子さん、風邪をひいたときにしっかり鼻水を吸ってあげたい。このような場合は、メルシーポットをおすすめします。鼻水の心配がないときにお出かけ、という感じ。
ベビースマイルって必要?
ハンディタイプのベビースマイルは必要か、という問い。やはり上にも書いたとおり、お出かけの時にも使いたいという場合は、是非そろえておきたいアイテム。
しかし、鼻水が出るようなときはそもそもそんなにお出かけしないみたいな場合は、必要ないとおもいます。実際、うちでは最初にメルシーポットを使っていて、1年近く経ってからベビースマイルを買いました。
外出時にも使いたいという状況になってきたため、ハンディタイプのベビースマイルの購入を決めました。
そもそもどんなタイプかにかかわらず「電動鼻水吸引器は必要か」という問い。小さなお子さんがいる場合は、筆者は必要だと考えています。
以前、子どもが風邪のよう症状で耳鼻咽喉科にかかたっとき、医師から鼻水を吸うことは治りをはやめる、というようなことを聞きました。
鼻水が詰まっていると、睡眠の時に苦しそうにもしています。うまく鼻をかめない小さな子どもには、機械で吸ってあげるのが良いのではないかということです。
- 先端のノズルは、メルシーポットとベビースマイル、共通で使えます。
- 「ボンジュール」(別売)と呼ばれる先端が細長いノズルもベビースマイルに使えます。
- 電動鼻水吸引器のメルシーポット(据置タイプ)とベビースマイル(ハンディタイプ)を比較。
- メルシーポットの方がベビースマイルよりも吸引力が強い。
- 自宅(屋内)で使うだけなら、吸引力が強いメルシーポットがおすすめ。
- 外出先でも鼻水を吸ってあげたいという状況なら、乾電池で動くベビースマイルがあると安心。
- ベビースマイルは水洗いができて、メルシーポットよりもお手入れが簡単。※メルシーポットも主要なパーツは水洗い可能