八家(はちけ)では、日ごろほとんど外食をしません。したくないのではなくて、何かと余裕がないというか・・・。特に今の時期は、新型感染症流行のため基本的にほとんどしなくなりました。
今回は、珍しく「行く」と決めて予約をして行ったフレンチレストランのお話。2021年9月で長い歴史に幕を閉じるとのことだったので、閉店前にどうしても行っておきたかったのです。
結果、素晴らしいお食事とサービスでした。
湘南フレンチ「三笠会館」鵠沼店
湘南エリア、鵠沼海岸の国道134号線沿いに「湘南フレンチ」と呼ばれるフランス料理のお店「三笠会館・鵠沼店」があります。
1973年誕生ということですから「老舗」と言ってもいいのではないでしょうか。江ノ島からも歩ける距離感で(近くもない)、最寄り駅は小田急江ノ島線の鵠沼海岸。店舗には駐車場があります。
この辺を通ったことがあれば、三笠会館の看板は目にしたことがあるかもしれません。私もその一人。湘南エリアに住み始めてから国道134号線を何度か通るうちに、以前からその存在には気づいていました。
そのたたずまいからも老舗のレストランなんだろうな、というぐらいの認識ではいました。いつかは行ってみたいとおもいながら、もう何年も行けずにいました。
ちなみに三笠会館の本店は、東京銀座。
閉店前に結婚記念の食事
最近、何かのタイミングで三笠会館・鵠沼店が閉店するということを知りました。お店の人は、2021年9月19日までと言っていました。
このお店は、そのたたずまいからも、歴史からも、きっと多くの地元の方たちなどに利用されてきたんだろうなとおもわせられる雰囲気でした。
店舗自体はそれほど新しくないものの、その作りや雰囲気が素敵。フレンチレストランといっても、こちらはそれほど堅苦しくなく、どちらかというとカジュアルな感じもしました。ほどよく利用しやすいお店。
新型感染症流行の最中ということもあり、隣の席との間には透明のアクリル板のようなものが立てられていました。かといって特に違和感があるわけではなく、ほとんど気になりませんでした。卓上には消毒用アルコールとマスク入れがありました。
結婚記念ということで、以前から気になっていたこちらのお店に行くことにしました。予約が必要だったので、予約してからの訪問。結構、先の日程まで予約が埋まっていました。「閉店前に」というお考えの方も多いのかもしれません。
予約したのは、ランチコース。前菜からメイン、デザート、カフェまで十分な量でした。メインには、藤沢産みやじ豚のロース肉というものが使われていました。「湘南フレンチ」ということですね。
お料理全体を通して特に感じたのは、「鼻に抜けるさわやかな風味」。とにかく何とも言えない心地よい風味が鼻に抜ける感じがして、お味も素晴らしかったというのが感想。
普段、高級なものを食べ慣れていないというのもあるのかもしれませんが・・・素敵な時間を過ごさせてもらいました。
最後のカフェでは、注文したもの以外にサービスで、線香花火のようなものが立てられたチョコレートケーキをいただきました。パチパチと光がはじける中で、店員の方が写真を撮ってくださり、最後にプリントしていただきました。
おもわぬサプライズに、ヒルネ(妻)は感動していた様子。私もうれしく、良い結婚記念になりました。
外食もたまには良い
子育て中でもあり、日ごろ子連れで食事というのはなかなか難しいのですが、そんな中でもこうして記念日などに外で食事をするというのもたまには良いものです。今回、子連れではありませんでしたが。「今度はどこか連れて行くよ」。
特に今回行った三笠会館・鵠沼店のようなお店は、大人の外食にふさわしいところの一つではないかと感じました。もちろん人それぞれ好みの雰囲気やテイストがあるとはおもいます。
残念ながら閉店してしまいますが、もし今後も続けていたなら何かのときにまた行きたいとおもえるお店でした。
今後そういうお店に出会えるかはわかりませんが、たま~に外食すると新鮮な感覚でいいものだなとおもいました。