今回は、室内用ジャングルジムが子どもの「おうち遊び」で役立っているというお話。
実は、息子が0歳の頃から、ある程度歩いたり動けるようになってきたら室内用のジャングルジムで遊ばせてあげたいと考えていました。
2020年以降、新型感染症の流行で保育園が休園になったり、家族が室内にいる時間が長くなったりすることがあります。
うちでは息子が1歳前後ぐらいのときに室内用のジャングルジムを設置しました。今みたいに「おうち遊び」をしなくてはならない状況で、「子どもの運動不足」や「動きたいという気持ちを発散」するのに室内用ジャングルジムが役立っていると感じることがあります。
室内用ジャングルジムってどんなの?
他にもいろいろな種類のものが売られているとおもますが、うちのはこれ。「白いわんぱくジム」というものです。
素材は「紙」。ちょうどキッチンラップの芯のような硬い素材です。実際にはキッチンラップの芯よりは細めです。紙ですが、かなり頑丈。それらのパーツのジョイント(接合)部分は、カラフルなプラスチックです。
ジャングルジムの空間は、一辺だいたい30cmぐらいの正方形で構成されています。組み立て方のバリエーションによっては、30cm以下の箇所もあります。これに滑り台と、おどり場のプラスチック板が付いています。
上の写真は、息子が1歳のときに使うために組み立てたときのもの。現在は、2歳以降向けに組み替えていてもっと巨大化しています。こちらが、現在の様子。↓
「白いわんぱくジム」の特徴
上にも書いたとおり、うちでは「白いわんぱくジム」という商品を使っています。特徴を書いておきます。
- 紙パイプは純国産で耐荷重25kg、表面に防水加工が施されている。
- 結構軽い。お掃除で動かすときにそんなに力はいりません。ただし、2歳以降向けのように全パーツを使う組み立てパターンの場合、持ち上げるとなるとそれなりの重さにはなります。
- パーツに丸みがあるので、安全性が高いとおもいます。子どもが握るのにも程よい太さ。
https://youtu.be/jE4A5OhuafI
組み立ては大変?
正直なところ、私にはちょっと大変でした。特に2歳向けの構成はほぼすべてのパーツを使うので、それなりに労力は必要でした。でもDIY好きな人なら、多分楽しみながらできるレベル。
1本あたり28cmと12.5cmの長さの紙パイプを組み合わせてジャングルジムにしていきます。ちなみにこれらのパーツは、自分で組み立てる必要があります。最初からジャングルジムの形にはなっていません。
以下、私が感じた苦労ポイントです。
- 組み立て図面に載っているパーツと、実物のパーツを見比べながら組み立てていくので、間違えないようにすすめていく必要がある。
- 紙パイプをプラスチックの接合パーツに押し込みにくいところが何箇所かあった。
- 1歳向けから2歳向けにジャングルジムの形を変えるときに、一旦紙パイプを引き抜かなくてはならない箇所があって、なかなか抜けない箇所があった。結構、力が要ります。
このような苦労ポイントは、道具で解決する手もあります。私はあり合わせの道具でなんとかできました。
組み立てるのにあった方がよい道具や、ジャングルジムを設置する場所におすすめの物を書いておきます。
あった方がよいアイテム
室内用ジャングルジム「白いわんぱくジム」を組み立てたり設置したりするのにあった方がよい品です。
- 木づち、またはゴムハンマー
- ジョイントマット
木づち、またはゴムハンマー
木づち、またはゴムハンマーは、紙パイプが入りにくい場合や、はめ込んだ紙パイプを外したいときに役立つとおもいます。あまり強く打ち付けるとパーツを壊してしまうかもしれません。
ちなみに私は、家にあった金槌(かなづち)に布の切れ端を巻いて使いました。巻きつけた布で、多少パーツへの衝撃を抑えることができました。
木づちやゴムハンマーは、100円ショップでも見かけたようにおもいます。
ジョイントマット
家に小さな子どもがいる場合、転倒してもケガをしにくいように「ジョイントマット」と呼ばれる敷物を使っている家庭は多いとおもいます。
うちでも、ジャングルジムを設置する前からジョイントマットは敷いていました。リビングの一部にジョイントマットを敷いて、その上にジャングルジムを置いています。こうすることで、もし転んでも衝撃を抑えることができます。
ちなみに息子は、幸いジャングルジムで遊んでいるときに落ちたり転んだりしたことはほとんどありません。最初の頃は心配だったので、近くで見守ってすぐに対応できるようにはしていました。
どうやって遊ぶ?
基本的に好きなように遊ばせています。
でもときどき、きっかけになるような声かけはしています。息子はまだ幼児で会話を正確に理解できていないかもということで、身振りや簡単な言葉で遊び方の提案をすることはあります。
例えば「こっちに足をかけてみたら?」とか、「ここから行けるかなぁ」とか、「シューする?」(すべり台)など。できたら「すごいね!」とか言ったりして。
自分でどうやって動けばいいか、どこをつかめばそこへ行けるのか、どの程度の力で握れば体を支えられるのかなど、自分で体感した方が意味があるかな、と考えているからです。
室内用ジャングルジムのメリット・デメリット
基本的にデメリットはあまり感じていませんが、強いて言えばということでメリットとデメリットを書いておきます。
メリット
- おうち時間に体を使って遊ぶことができる遊具。シンプルで実用的。
- 子どもの体力、身体コントロール能力が身につく。
- 成長に応じて組み替えることができ長く使える。(8ヶ月~6歳)
- 知育系おもちゃと並行して遊べる。実は、ジャングルジムって「知育系」とも言える。考えながら遊べるので。
デメリット
- 家庭用遊具としては大きめなので、結構場所をとる。お掃除のときは、移動が必要。
- 組み立てが必要。
- 子どもが興味を示すかどうかわからない。うちでは興味にムラがあったものの、今でも使っています。
室内用ジャングルジムを使った感想
場所をとったり、組み立てが必要という面はありますが、息子が楽しみながらジャングルジムで遊んでいるのを見ると、設置して良かったなとおもっています。
1歳向けから2歳以降向けに形を組み替えたときも、どういう反応をするのか楽しみでした。最初は戸惑っている様子で、難易度も上がったためかしばらくあまり遊んでいませんでした。
ところが最近では、いろいろな方向からよじ登ったり、以前は一人ではできなかったすべり台も自分一人ですべって遊んでいます。
何よりどんどんできることが増えてきて、間近で成長を感じます。
以前、運動系の教科で学んだこと。
- 11歳以下では、いろいろな動作にチャレンジして、発達に応じたトレーニングは脳、神経系に影響する。
- 生後3歳前後までは、手の動作に応じて神経回路が形成されていくので、手指や全身運動をたくさん行うことは子どもの成長に良い影響がある。
- おもちゃによる「おうち遊び」だけでは運動不足になりがち。室内用ジャングルジムは、子どもの体力アップに加えて、どうすれば上手くできるかを考える知能にも良い影響があるとおもう。
- 遊具としては大きめで場所をとる。でも子どもが楽しんでいる姿はそれらを忘れさせる。
- 組み立てには道具があると便利。ジョイントマットを敷くのもおすすめ。