梅雨にうれしい「洗濯物を屋内で効率よく乾かす」ための方法をご紹介します。
もしかすると普通にやっているよ、という感じかもしれませんが、知らなかったという場合は参考にしてみてください。
結論としては、除湿器とサーキュレーターを併用することで効率的に洗濯物を屋内で乾かすことができます。
うちでやっている方法は、室内に湿気を充満させたりしないやり方なので、部屋の湿度を上げたくないという場合はいいとおもいます。
ちなみに梅雨や暑い季節だけではなく、冬の乾燥の季節にもサーキュレータが大活躍しているので、後ほどお話しします。
季節で変わる洗濯物乾燥事情
秋から冬は、一般的にエアコンなどの暖房器具で部屋が暖められているため、室内は乾燥しがち。
そんな乾燥の季節限定でいうと、気密性・断熱性が高い今どきの建物の場合、例えば夜洗濯をして室内に干しておくと翌朝にはほとんど乾いている、ということがあるとおもいます。
でも梅雨時となると話は別。エアコンを入れるほどでもない時期は、空調(冷房または除湿)を切っていることがあるかもしれません。さらに春から夏の手前は、花粉や黄砂の影響で洗濯物を外に干すことをためらう時期でもあります。
そんな中で雨の日が続くと、洗濯物が乾きにくくなります。洗濯物乾燥機を備えている場合は別ですが、ちなみにうちにはありません。
サーキュレーターが洗濯物乾燥を加速させる
実は、エアコンの風を動かしたり拡散させたりする目的で買ったサーキュレーターが、洗濯物を乾燥させるのにとても役に立つことに気づきました。実際にはサーキュレーター単体ではなく、必要に応じて除湿器も使うことがあります。雨が降っていなければ、サーキュレーター単体でも結構乾きます。
除湿器とサーキュレーターを単体で使ってもいいのですが、今はそれぞれの機能が一体になった機種があります。
うちではすでに除湿器とサーキュレーターそれぞれ単体で持っていたので、そのような一体型の機種は将来買うことを検討中。
洗濯物の乾燥なら除湿器だけでもいいんじゃないの?とおもうかもしれません。でもサーキュレーターを一緒に使うことで、さらに早く洗濯物が乾くことが実際にやってみてわかりました。
浴室を洗濯物乾燥室に
うちでは、換気扇が備わっている小部屋ということで、浴室を洗濯物乾燥室として使っています。
浴室以外の部屋に干すという手もありますが、湿気た空気を部屋に拡散させるのがイヤだったので、特に梅雨から夏にかけてうちでは浴室を使っています。
広い部屋で湿気を拡散させた方がよいのかどうかはわかりませんが、浴室の天井付近にはちょうど洗濯物を干すパイプが標準で設置してあるので、ここでいいかなとおもっています。
湿気が多い季節は、浴室自体を乾燥させることでカビ対策にもなるので、除湿器とサーキュレーターを使って浴室で洗濯物を乾かすことは合理的。
今回おすすめしているコンプレッサー方式の除湿器は音が大きめという特徴があり、そういう意味でも浴室だと多少音漏れ対策になります。
浴室洗濯物乾燥で準備するもの
サーキュレーターアイ 24畳 DC JET 15cm PCF-SDCC15T 全3色
室内で効率的に洗濯物を乾燥させるのに必要なもの
- 除湿器(梅雨時には「コンプレッサー方式」がおすすめ)
- サーキュレーター(首振り・タイマー付き)
- 洗濯物を干せる空間(浴室は換気扇があっておすすめ)
除湿器とサーキュレーター、この2つを併用することで洗濯物を乾かす時間が短くなります。サーキュレーターを斜め上に向け首振りモードにして洗濯物にあて、除湿器で洗濯物から出た湿気を取りつつ乾いた空気を洗濯物にあてる、という感じです。
簡単に除湿器の説明
除湿器には、以下の種類があります。
- コンプレッサー方式
- デシカント方式
- ハイブリッド方式(コンプレッサー方式とデシカント方式を一体にした機種)
梅雨時には、コンプレッサー方式がおすすめです。
除湿器について
除湿器には、上で書いたようにコンプレッサー方式、デシカント方式、ハイブリッド方式があります。以下、それぞれの特徴とメリット・デメリットです。
コンプレッサー方式の特徴・長所・短所
特徴: 本体内を結露させることで湿気を取り除く。
長所: 夏場の高温時に除湿力を発揮。消費電力が少なく省エネ。
短所: 音が大きい。低温時は除湿能力が低下。本体が重い。
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デシカント方式の特徴・長所・短所
特徴: ゼオライト(乾燥剤)に水分を吸着させて湿気を取り除く。
長所: 秋・冬の低温時でも除湿能力が落ちない。軽量、コンパクト、運転音が静か。
短所: ヒーターを使用するので消費電力が大きい(電気代が高い)。室温が上がってしまう(ヒーターの影響)。
ハイブリッド方式
梅雨・夏に適した「コンプレッサー方式」と秋・冬にも使える「デシカント方式」の両方の特性をあわせもつ機種。両方の方式を自動で切り替えながら運転できる機種あり。1年中、除湿器を使いたいという人におすすめ。
除湿器とサーキュレーターを使った洗濯物室内乾燥のやり方
「浴室を洗濯物乾燥室にする」という想定で説明します。
- 洗濯物を物干し竿にかける。サーキュレーターの風をあてるため、あまり遠くに分散しないようにする。
- 除湿器を運転する。洗濯物の量にもよりますが、4~8時間ぐらいのタイマー運転でやってみる。
- 同時にサーキュレーターの風が洗濯物全体にあたるように設置して首振りモードにする。こちらも除湿器が作動している間、またはそれ以上の時間でタイマー運転。
- 浴室の換気扇は作動させておく。こちらもタイマー運転が可能なら除湿器とサーキュレーターが作動している間は、換気する。浴室の換気扇を回しておいた方が、より効率が良いようにおもいます。すみません、科学的な根拠はありません。実体験です。
このような方法で洗濯物を干しておくと、例えば夜寝る前にセットしておけば、朝にはほとんどパリッと乾いています。厚手の綿の衣類は、一部若干乾ききらない可能性はあります。
サーキュレーターは冬の部屋干しにもおすすめ
空気が乾燥する冬。暖房器具を使うとさらにお部屋が乾燥していませんか?
洗濯物を部屋干しするだけでも乾くかもしれません。より効率的に乾かすにはやはり「サーキュレーター」を使うと早いです。
冬の場合は、お風呂場ではなく室内で干しています。湿度が30%近くに低下しているので、できれば湿度を上げたいところ。
うちではさらに、洗濯物にサーキュレーターの風をあてて「気化式加湿器」のようにしています。
サーキュレーターが1台あれば、夏場は冷房の空気を他の部屋に送ったりできます。
冬場は、洗濯物に風をあてて加湿と早く乾かす効果が得られます。
サーキュレーターは、以下の機能があると便利でおすすめ。
- 縦と横方向へ首振りできる
- オフタイマー機能あり
- 風の強さが調節できる
- できればDCモーターの静音設計 ※省エネと静かな生活環境のため
うちでは、アイリスオーヤマの「サーキュレーターアイ」という商品を使っています。上に書いた条件がすべてそろったおすすめサーキュレーターです。
まとめ
- 梅雨時に屋内で洗濯物を速く乾燥させるには、除湿器とサーキュレーターの併用がおすすめ。
- 浴室で除湿器とサーキュレーターを作動させ換気扇を回せば、洗濯物乾燥室になる。
- 梅雨や夏場の除湿器は、コンプレッサー方式がおすすめ。
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